【活動報告】
2022年6月19日(午前)
彌勒相研 中部・関西エリアおもろな安西スペシャル稽古会@名古屋
〜朱雀スペシャル〜
彌勒相研の活動初参加の木村よりご報告いたします。
この稽古会は、午後の一般参加者向けの稽古会前に行われた彌勒相研メンバー対象の稽古会でした。
全員で会場のセッティングをした後、
まずは今回、彌勒相研の活動初参加かつ初FTを務める菊池さんから、午前中の流れ・ルールの説明がありました。
その後、PLの”みろくばぁば”こと田中さんから、「朱雀メソッドで武学の楽しさを知ってもらいたい」という稽古会への思いを改めてお話しいただきました。
その後、九式に移りました。
私は未経験だったため、先輩方が凛々しく行なっているのを見よう見まねで行いましたが、場の空気ががらっと変わって、場に存在する粒子が細かくなったような感覚になり、それぞれが稽古会への意識を高めるよい時間となっていました。
そして、安西先生に稽古に入っていただきました。
ここで安西先生から、稽古に移る前に午後の一般参加者向けの稽古会の最終目的をもっとはっきりと打ち立てる必要性をご指摘いただき、
矢野リーダーを中心にみんなで話し合いを行いました。
その結果、共に武学を広めていく仲間を増やすため、武学オンラインに入ってもらう、中部・関西エリアで開催している稽古会に参加してもらう等、この稽古会をきっかけに次に繋げていってもらいたいという目的の共通認識が深まり、その上で稽古会が始まりました。
まずは、彌勒相研の最重要要素、目の前の人と相対的に関わる=「聴頸」をキーワードとして、相手の力を感じながら頸椎・胸椎・仙骨を整えていくワークを行いました。
ポイントは、相手との接着面が指でも手のひらであっても、そこの関係性は変えずに、頸椎・胸椎・仙骨それぞれを整えていき、相手の正中と自分の中心を意識することで、結びが起こるという点でした。
その後、頸椎を整えた上で、頭を相手に押してもらい、押された分だけ動くワーク、逆に押された側が相手の正中を意識し、結びを起こすワークを行いました。
ポイントは、頸椎の位置を保ったまま行うということで、仮に位置がズレてしまっても動きの中で、再度合わせていくことでした。
それはまさに、人との関係性において、相手に依存したり、相手を無視したりすることなく、自分自身を律した上で、相手を見ながら自分を変えていくことであり、その重要性を体得する時間となりました。
次に、菊池さんからリクエストもあり、手の排打功を行いました。
三星椿で基本的な動きを確認し、その後、八卦椿の螺旋の排打功を行いました。
排打功は黙々と身体を鍛える稽古のみならず、対人で行うことから、人との関わり方を見直す稽古でもあります。
手の当たる位置は?速度は?強さは?一歩踏み出すときの歩幅は?等々、相手を見ながら自分がどう動くべきなのかを常に考えなければなりません。
日常で、人の動きをここまで意識することはあるでしょうか?
互いに、胆力をつけるという一つの目的に向かう中で、相手と自分のベストな関係性を模索していく奥深い稽古ができました。
最後に、朱雀メソッドの一つとして、金系(上から下の動き)の鞭手を行いました。
ペアになり、相手に手首を持ってもらい、そのまま真上に上げていって、そこから相手が手首を離すと、手が重力に従ってすとんと下へ落ちてゆくことを確認しました。
ポイントは、手を上に上げていく際に、自分では力を入れず、完全に脱力することでした。
力を抜くことができるということは、そこから何にでも変化することができるということです。
私自身、身体の柔軟性を高めることで、心も柔軟になる、そんな光の道筋が見えたように感じました。
ここまでで午前の稽古会は終了となりました。
約2時間程の短い時間でしたが、
中部・関西メンバーで和気藹々と楽しく、学びある時間を過ごすことができました。
特に、稽古の前に、稽古会の目的を全員で共有したことは大変意義深く、マインドセットの重要性を痛感しました。重要なのは、一人で行おうとするのではなく、他者とコミュニケーションを取りながら深めていくこと、これは志成就のための基本姿勢です。
今回の稽古会で、彌勒相研の研究員としての在り方を学ばせていただき、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
安西先生、
彌勒相研 中部・関西メンバーの方々、
稽古会開催にあたりお世話になったみなさまに感謝いたします。
ありがとうございました。
【運営・参加】
田中啓子、矢野達也、関幹子、中山治美、加藤広隆、菊池政一、木村智恵
【役割担当】
○PL:田中啓子
○FT:菊池政一
○動画撮影:矢野達也
○活動報告・写真撮影:木村智恵
○会場準備:全員