12月16~17日 彌勒朱雀合宿 活動報告

彌勒相研 関東エリアのメンバーで

武学オンラインコミュニティー事務局の

中川翔太です。

12月16~17日に行われた彌勒朱雀合宿の活動報告です。
今回の彌勒朱雀合宿では波動太極拳 中架式という型をみんなで深めていきました。

 

2023年3月29日に八剱神社で奉納に向けての型稽古であり、波動太極拳など内家拳の基礎的な体つくりの練習法「朱雀メソッド」を深めたいというメンバーに、その先の型を伝えるというところで行われてきました。

1日目は、型の復習や型の用法を対人稽古で深めていきました。

私は空手をやっていたのですが、中国武術の型はどれも複雑で全体的に覚えるのが難しいように思います。

今回参加のメンバーも、事前にある程度流れを覚えてきてもらうという話にはなっていましたが、苦戦しておりみんなで型を合わせるところからスタートしました。

まずは号令をかけてみんなで練習。

苦戦しながらもみんなで通しでやっていきました。

次に型の意味・用法についての稽古に入っていきました。

波動太極拳は繊細な接触で皮膚にアプローチし、自分の体から起こす波を相手に伝えたり、相手からの力を波で受けて波で返すような武術になっています。

朱雀メソッドはこの波を体感したり再現するための基礎練習で、深めていくことで波動太極拳の対人稽古の体感がより得られやすくなります。

さらに波動太極拳には五行(金・水・木・火・土)の動きも加えられています。

これはエネルギーの方向で、
・金が上から下
・水が下から上
・木が前後
・火が開閉
・土が旋回
というような力の流れを指してます。

この「波」「皮膚接触」「五行」を使い、対人での稽古に入っていきます。

どれも繊細で、ちょっとした「技をかけてやろう」とか「出来ないかも」というような心の変化で相手とのぶつかりが生まれます。

お互いにフィードバックし合いながら、波を相手に伝える感覚を磨いていきます。

形や型自体に意味はなくて、接触して感じること、その形や型の中にあるエネルギーの状態が最も伝えたいことであり、それを相手を通して深めていきます。

そして音楽に合わせて波動太極拳の型を通してでやっていきます。

 

最後に朱雀メソッドの振動法をみんなでやって、しっかり体を緩めて終了。

どんなことでも基礎が一番大事です。

全身が緩まって、とても深くて良い稽古になりました。

体を緩めてしっかり稽古した後は、懇親会場で弥栄。

金曜日だったこともありお客さんも沢山いた中でみんなと交流できました。

2次会はラルバ諏訪湖の食堂をお借りして始まりました。

ここでは朱雀ワークブックに関して、関幹子さんからプレゼンがありました。

武学オンライン会員の方々と、毎朝6:30~7:00の間に実施しているモーニング朱雀。

その中で今回合宿でもやった朱雀メソッドの内容を、多くの人に届けたいという思いで作りはじめた「朱雀ワークブック」。

そのメンバーである幹子さんから、熱いプレゼンがありました。

チームで動くことの大切さ、誰に向けて何を作るか、作り上げていく中でメンバーとの関わりの中であった大きな気付きなど。

その過程が、どれだけ大変で素晴らしかったものかが伝わります。

ワークブックをキンドル出版するという話もあった中、今回は彌勒相研メンバーに使ってもらいたい、今回作ったワークブックをカスタマイズして使って貰いたいという意図で、PDFを全員に配り、今回の合宿参加メンバーにプレゼンとしました。

そして3次会と夜まで交流をしてきました。

次の日は、朝からサウナへ行く組と、前日の型を復習するグループに別れて行動していきます。

私は稽古組に参加し、みんなで波動太極拳を深めていきました。

午後からいよいよ稽古。

今回は、棍を使ったエネルギーコントロールをメインにやっていきました。

棍を通して、相手との調和をしていくのですが、物を使うことで、今まで体に接触していた時と感覚が全く変わりました。

そして、今回は棍に五行の動きをプラスしての稽古でした。

やっていることは昨日と違うのですが、伝えたいこと、内部のエネルギーは全く同じです。

今までは体を使って出来てたことでも、物を使うことで急に難しくなります。間接的な関わりの中で相手にエネルギーや思いを伝えること。

人との関係や日常で起きてることと通じることがあります。

難しい中でも、そこを互いに感じ合い深めていくことでとても体が緩みました。

今回も多くの人に稽古に参加して頂き、みんなで場を創れてとても楽しかったです。

大切なことは新しく覚えたり仕入れることではなく、武学三軸であったり、基礎的な朱雀メソッドであったり、習慣化であったり。

みんなでそういった大切なことを深められた、とても素晴らしい合宿となりました。

参加してくれた皆さま、ありがとうございました。