2023年11月27日 誉田八幡宮 奉納 活動報告

 

日本文化再興プロジェクトの活動の一環として、

日本学ユニバーシティ主催による、本田八幡宮の奉納で、

世界禮道連盟」も「禮」を奉納致しました。

日本学ユニバーシティーとは、

出口光氏が日本文化を再興する目的として設立されました。

 

 

活動としましては、奉納を軸にして日本の文化と世界の文化を、

共に昇天することで地球を一つとする心を世界に伝える試みを行っています。

私達「世界禮道連盟」も、東洋を中心に「武」の心や本質を伝え、

世界和合太志成就を掲げております。

 

 

今回の奉納では、日本文化再興プロジェクトの大阪支部長である、

東野りつ子さんが中心となり、最前線で日本文化を世界に伝えておられる方達と共に、

「禮」を神様に献上する事が出来ました。

このような素晴らしい文化を持つ国であるとを、

再認識できたことは本当に喜ばしく思います。

 

侍禮道の奉納の様子→誉田八幡宮 Dedication of “Samurai-Reiho” to the world at Konda-Hachimangu Shrine

 

 

【献茶】

神社仏閣寺院にて神仏や御霊にお茶を供えることを意味し、

この儀式のことを「献茶式」と言います。

お茶の文化は非常に古くから存在しています。

 

写真はイメージです(資料からとらせて頂きました)

 

ー日本にふれるー ほっと一服茶

お茶の先生である、後藤亜沙子先生と島田梨江先生は、

敷居の高いお茶の世界を、もっと馴染みやすくというモットーで、

日ごろから手軽にお茶を嗜む事や、世界に発信しておられます。

 

写真はイメージです(資料からとらせて頂きました)

 

【やまと舞】

「武の極みは舞にあり」と言われるほど、舞と武は表裏一体を表しています。

極まった「武」の動きは、まさに舞をまっているかのようですよね。

舞主であるやまとふみこ先生は、

幼少から日本舞踊、歌舞伎舞踊、古典舞踊などの芸を極められました。

 

写真はイメージです(資料からとらせて頂きました)

 

舞踊の本質である「大和の心」を表現するため、

古いしきたりから離れ、新しい時代に生きる日本の踊り、

「やまと舞」の家元として、日本の文化を世界に広めておられる第一人者です。

やまと舞

 

写真はイメージです(資料からとらせて頂きました)

 

【禮道】

「禮に始まり禮に終わる」

日本の最も古い挨拶であり、今でも日常に密着し、当たり前のように存在している「禮」。

「禮」を知らず、使わない日本人はいないでしょう。

 

 

その「禮」に隠され秘められた本当の力を開放し、

自らが「禮」を発信する人間になり、

世界を「禮」により統一する事を目的としている「禮道」。

武學士レノンリーは、「禮」を体現する世界の指導者を育成する事を目標としておられます。

 

 

誉田八幡宮は、レノンリーが10年の構想を経て創造した「志禮法」を降ろした場所でもあります。

「禮」に非常にゆかりのある場所で、「禮」をおさめる事が出来たことは本当に有難い事でした。

 

11月末の関西は、思った以上に寒く、あいにくの曇天でした。

誉田八幡宮は、応仁天皇陵に続く宮でもあり、国の指定重要文化財でもあります。

神楽殿という建物はありません。

 

 

本殿と拝殿の間に、中門があり(神様の領域で本来は人が立ち入らない)、

本殿の真正面に奉納を行うスペースがあります。

そこは確かに人の領域ではない感じがしました。

現世と幽世との狭間にあるような・・・・・。

空気が凛と澄んでいて、鳥の声だけが聞こえる、なんとも清涼な空間でした。

 

 

奉納の初めは献茶で始まりました。

神様にお茶を献上する事は、古くから日本の儀式として行われてきました。

一説では千利休が天皇に献上したことから始まったとか・・・・。

 

写真はイメージです(資料からとらせて頂きました)

 

戦国時代でも、お茶は武将達の心を慰め、

コミュニケーションの場で重要な役割をしたとか。

緑茶は健康食品としても注目され、入れ方一つで味や効能が変わるとか。

美味しいお茶を寒い日にホッコリ頂きたいですね。

 

 

茶道は、お茶の味もとても大切なのですが、その細やかな所作もとても重要です。

お茶を点てるときの、なめらかでよどみのない美しい動きは、

観ていてもとても気持ちが良いものですね。

 

写真はイメージです(資料からとらせて頂きました)

 

舞踊の歴史はとても古く、古事記にも出てきますね。

武と舞は発音も同じことから、とても密接な関係にあります。

極まった「武」のカタチは、まるで舞を舞っているかのように美しいものです。

「武」の中でも、特にアーティスティックで、

人の心に響くものを発展させたものが舞踊です。

 

 

やまと舞の家元であるやまとふじこ先生は、

個人の芸を極めるところにとどまらず、

日本舞踊の枠を超えて、世界に日本の精神を伝えていきたいと思っておられます。

 

写真はイメージです(資料からとらせて頂きました)

 

厳かな美しさと、ひかえた華やかさが非常に素晴らしいと思いました。

巫女に扮した舞人による祓いからはじまり、和楽器にのって舞人が美しく舞う。

やまと先生は唄を歌われながら舞っておられました。

圧巻でした。

 

 

「禮」の起源はどこからなのか?

と聞かれて答えれる人は居ないと思います。

簡単な会釈から、深い感謝を示したお辞儀。

神の御前で行う正式な「禮」。

どれも同じですがどれも違います。

これほどバリエーション豊かに「禮」を使い分ける文化は日本だけでしょう。

 

 

武學士レノンリーは「禮」の秘められた謎を徹底的に解き明かし、

「禮」の持つ本当の力を目覚めさせて、誰もが使えるようにし、

指導者の育成を行っております。

「禮」のもつ本当に力に、誰もが驚愕せずには居れないでしょう。

 

 

レノンリーの四方祓いから始まり、志禮法、納刀禮、棍術禮、太極禮、八仙禮など・・・・。

様々な「武にまつわる禮」を奉納いたしました。

そして最後は、清成清一さんの志を奉納し、

彼の遺志を継いでいく事を、神様の御前で誓いを立てました。

 

 

克己復礼、原点に戻る。

「自分は何の為に生まれ、何故武學に関わり、

何を成したいと思って、何をして死ぬのだろうか?」

そのような意味を深く感じた奉納でした。

 

 

奉納が終わるとともに、雨がパラパラと降ってきて、

まるで私達の奉納が終わるのを神様たちが見守ってくれていたかのようでした。

日本から世界へ。

私たち一人一人の中にある、「禮」の気持ちを発信すれば、

この世界はより素晴らしい世界に変わると思います。

 

 

素晴らしい機会を与えてくださった、志教育プロジェクトの皆様、

共育の皆様、本当にありがとうございました。

私自身を鼓舞し、前に進むおおきな気づきを頂きました。

また次に、さらに成長を遂げた自分に会うために。

日々精進ですね。

 

 

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2023,11,29 安西律子